2011.10.01
基礎から学ぶ正しい頭皮ケア(スカルプテクニック)1
育毛剤や発毛剤だけに頼っていても改善は望めません。育毛剤が効果を発揮するには、毎日のシャンプーとマッサージが不可欠です。今こそケアを!!
髪について知っておきましょう
頭髪は外部からの衝撃を受けたときのクッションの役目や、直射日光や暑さ寒さから頭部を保護したり、自己表現の手段としての役割があり、長さやヘアスタイルを変えたり、ウェーブをつけたり、色を変えることにより個性を表現することができることから、古代より衣服と相まって美の表現のひとつとされており、食事や環境により取り込まれた有毒金属類の排出器官としての役目も持っています。
毛髪の発生は母親の胎内で始まっており、胎児の皮膚の毛母細胞は頭髪に関する親の遺伝情報を受け継いで軟毛という状態で生まれ、生後5~6ヶ月で硬毛に変化してきます。
毛包の数は、生まれたときにすでに決まっており、全身では500万個、首から上だけでも100万個あるとされ、頭には個人差はありますが約10万本の頭髪が生えており、成長するに従って頭髪本数が増加するというようなことはありません。
子供の頃は頭髪の数が少なく感じますが、これは太さが成人より細く、髪の色が成人より薄いためで、思春期を迎える頃から硬毛となり、一番太い時期に入ります。しかし、加齢とともにまた軟毛に逆戻りしていく現象が見られ、特に男性の場合、この傾向が顕著で、一般的に男性型脱毛症と言われています。