ビジネスで成功する髪型の法則"ビジ髪"から「ビジ髪8つの黄金律~ビジネスマンの髪型に大切な8つのポイント~」をお届け致します。
ビジネスマンはもちろんこれから就職活動をする学生の皆様必見です!
今シリーズはHS出版「ビジ髪」より著者柳本哲也氏の許可を頂いて抜粋しております。
【ヘアカラー】 黒髪こそ成功の決め手
ここ10年間ほどでカラーリングをする女性の数が飛躍的に増え、明るく茶色に染めた髪の比率がとても多くなりました。女性の場合は行き過ぎた髪の色(金髪に近いような色)でなければ、カラーリングをした方が美しく見えるというのが常識になっているようです。
では、男性はどうでしょう?職場にもよりますが、単にかっこよく見せる目的のカラーリングなら必要ないと思います。ビジ髪においては、自然な髪の色が一番いいのです。
今の日本のヘアカラーは、「日本ヘアカラー協会(註)」のレベルスケールが基準になっています。それにょると色の段階はレベル0~15まであり、数字が大きくなるに従って明るい色になりますが、ビジ髪の定義に合うのはレベル5(濃いめの焦げ茶)くらいまでです。
たとえば、「ホテルオークラ」や「日本航空」で許されているヘアカラーもレベル6までとなっています。明るすぎるヘアカラーは企業イメージにそぐわないのか、やはり認められていないのです。
それに一度入れたカラー剤は徐々に色が脱けていき、放っておくとどんどん明るくなっていきます。忙しさにかまけていると、せっかく素敵に見せるためのカラーリングなのに汚く不潔っぽい感じになってしまうでしょう。
でも、白髪を染めるのは別です。男も50歳を過ぎれば、貫禄を出すために白髪交じりもいいかもしれませんが、20~40代くらいまでの白髪頭は疲れた雰囲気の老けた人に見えてしまいます。こめかみやもみ上げのあたりに白いものが目立つようなら、迷わず染めてください(その場合もレベル5までが基本です)。若々しく溌刺としたイメージを与えることができると思います。
ただし、髪は1日に0.3mmほど伸びるので、常に見苦しくない状態を保つためには月に1度は染めなければなりません。おしゃれ目的にしても白髪対策にしても、1度カラーリングしたからにはこまめなメンテナンスが必要なのです。
[註]
(※)カラーリングの正しい普及に努め、数年にわたって「職場のヘアカラーを考える」活動を続けている。