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こちら理容室BLOG

2012.05.03

実践理容クリニック(抜け毛が多く、額が広くなってきたのですが?)

育毛はパーソナル・ケアが大切で、いろいろな誘因となることをチェックしてみなければなりません。額が上がってきたといっても、生まれつき額が広い人、成長の一環として顔が子供の頃の丸顔か細長くなったことにより広く見える人、特に前頭骨が発達して血行不良などがあって額が広い人、皮脂の分泌過剰により額が広い人、体毛が濃くて男性ホルモンが関係していて額が広い人、遺伝的要素が強くて額が広い人、シャンプーなど手入れのやり方が間違っていて額が広い人など、いろいろなことが原因して症状をつくっています。
まずは現在以上に薄くならないようにし、額の後退を予防するためには「髪の毛は皮膚が変化したものである」ということから、頭皮の状態を正常にすることが大切ということになります。
皮膚が弱る一番多い原因は全身の病気で、腎臓、心臓、肝臓などの病気や糖尿病などを患ったり、胃腸が弱っていたり、さらに健康を害して体力が弱っていたり、偏食や生活が不規則であったり、ストレスが多かったり、シャンプーやお手入れなどのやり過ぎにより物理的、科学的な刺激を強く受けて炎症や湿疹などのトラブルが起こっていたり、逆に汚れてもそのままにしていて適切なお手入れを行っていなかったり、紫外線に当たり過ぎていたり...というように、皮膚に良くない状態が長く続き、さらに男性ホルモンの影響を受けると、次第に薄毛が進行するようになってきます。
私たちは生れてから老化への片道切符を手にしているわけで、健康状態などに気をつけている場合といない場合では、この老化のスピードには個人差が生じます。体の老化のスピードは増すような不摂生や偏食、ストレスなどがあると伸びが悪くなったり、効果が上がりにくくなってきます。
髪の老化も含めて、老化を促進させるに因子を一つひとつ取り除くことで、少しでもブレーキをかけていくことが大切なのです。そのためには、現在の自分の体内の状態がどのようになっているか、「人間ドック」や「毛髪ミネラル分析」などで健康チェックをしてみるのもよいでしょう。
誰しもがハゲにはなりたくないと思っていることと思いますが、そのためには、常に髪の毛が良好に育つような環境にしておかなければならないのです。つまり「予防に勝る治療なし」と言われるように、育毛剤の効果だけに頼るのではなく、健康面の管理とともに、ヘアケア、スキャルプケアを正しく行うことが大切です。
(全理連中央講師 板羽忠徳)

ここでは本文で紹介している事柄について補足的に説明します。 ● ● ● 参考解説

●M型の回復が自覚しにくいのは
男性型脱毛症には大きく分けて2つのタイプがあり、その形から頭頂部からのO型、額からのM型(正しくはそれぞれC型、H型ですが)と名前がつけられています。
これらは男性ホルモンと還元酵素の5α-リダクターゼが関係しているのですが、この還元酵素については次の2種類があります。
・Ⅰ型→ニキビが多い。皮脂が多く脂性。髪の毛がベタつく。どちらかというと若い人に多い。
・Ⅱ型→何年もかかって徐々に脱毛していくタイプ。M型が多い。遺伝的要素が強い。
男性型脱毛症の回復の場合は、産毛が生え、抜け...これを繰り返して次第に伸び太さを増していくのですが、薄毛の人の成長速度は遅く1日に0.14mm以下で、成長期も短いため、なかなか伸びていくのが感じられないヘアサイクルを繰り返しています。M型に効くとして発売された製品も 4年たった現在では人気がなくなって 新製品が発売されていますし、海外のミノキシジル12.5%や15%の製品もM型に効くということでしたが、O型よりも効果が上がりにくいことから、錠剤や粉末製剤の添加にまで発展しています。
最近はミノキシジルに特殊ハーブを添加したものやフィナステライドが効果を上げているようですが、M型の場合、そり込みが浅くなるように、頭頂部側から回復が始まっていき、脱毛が最初に起こった部分は最終になるため、いつも薄い部分が見えていることから回復は自覚しにくいのです。

この記事は理容展望より抜粋しました。



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